« 2-3.暖かい気候と台風 | トップページ | プチ個展(チューリップ) »

2011年5月 7日 (土)

2-4.厳しい自然を求めて室戸に来た僧侶”空海”

2-4.厳しい自然を求めて室戸に来た僧侶“空海”

 室戸ジオパークの地形と気象が、僧侶“空海”の修行に大きな影響を与えた可能性がある。仏教において、僧侶は精神を鍛えるために、厳しい修行を行う。四国は険しい地形と厳しい気象であるため、古くより多くの修行者が訪れていた。空海は、約1,200年前に四国を中心に修行を続け、日本の仏教の宗派である真言宗を開祖した僧侶であり、室戸でも修行をした記録が残っている。

 四国八十八ヶ所巡礼は、空海の修行や伝説にまつわる地を巡る旅である。本来は熱心な信者が巡礼を行っていた。現在は、他の宗教を信じる世界中の人々も、心の平安を求めて旅をしている。室戸を含めた四国八十八ヶ所の寺院は、日本で最も有名な巡礼のコースとなっている。

 室戸ジオパークの険しい地形は、室戸岬が隆起することによって形成された。室戸岬の東側の海岸は海底活断層の運動によって、傾斜が急な断層崖が続き、巡礼者(お遍路)にとって難所の一つとされている。本ジオパークにある最御崎寺は、連接する徳島県からやって来る巡礼者が、高知県内に入って最初に辿り着く寺院で、室戸岬先端の海成段丘の上に位置している(図A-7)。また、同様に四国八十八ヶ所の寺院である金剛頂寺も、室戸岬の西側の海岸にある海成段丘の上に位置している。

A760

図A-7:室戸岬を南から撮った写真[図中に最御崎寺の位置を示す]

« 2-3.暖かい気候と台風 | トップページ | プチ個展(チューリップ) »

室戸ジオパーク」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1133319/39892156

この記事へのトラックバック一覧です: 2-4.厳しい自然を求めて室戸に来た僧侶”空海”:

« 2-3.暖かい気候と台風 | トップページ | プチ個展(チューリップ) »

最近のトラックバック

2013年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ